やぶそばのおいしさの秘密 その①
「石臼挽きが生む、香り高い手打ち蕎麦」
当店の手打ち蕎麦は、素材と技に一切の妥協を許さない、蕎麦屋の基本「三たて」を大切にしています。
毎朝、厳選したそばの実を、石臼でゆっくりと自家製粉。
熱を持たせずに挽くことで、そば本来の香りと鮮度、そして自然な甘みを余すことなく引き出します。
こうして生まれた香り高い「挽きたて」のそば粉を、熟練の職人が確かな技で丁寧に「打ちたて」に。
さらに、お客様のご注文に合わせて一気に「ゆでたて」をお出しします。
三つの「たて」が揃ってこそ生まれる、力強い風味と、心地よい喉越し。
一口目から最後の一口まで、蕎麦の持つ本来の魅力を、存分にお楽しみください。
やぶそばのおいしさの秘密 その②
「昭和48年創業より継ぎ足し守り続ける秘伝のそばツユ」
当店の味を支えるもう一つの柱が、開店以来四十年以上、代々受け継がれてきた「秘伝の返し」です。
この返しは、一朝一夕では決して生まれません。
時間とともに重ねられた旨みと深みは、まさに店の歴史そのもの。
厳選した上質なカツオだしと、長年の経験から導き出された絶妙な配合で合わせることで、角の取れた、奥行きのあるそばツユに仕上げています。
蕎麦の風味を引き立てるのはもちろん、天丼やカツ丼といった丼物の味わいの要としても、このつゆは欠かせません。
当店の料理すべての土台となる、揺るぎない美味しさの秘密です。
やぶそばのおいしさの秘密 その③
「蕎麦を待つ時間を、酒で愉しむ「蕎麦前」」
当店では、蕎麦をお出しする前のひとときも、大切な味わいの時間と考えています。
夜は、手打ち蕎麦の前に、酒に寄り添う「蕎麦前」をご用意しております。
蕎麦前の主役は、ご好評をいただいている鴨料理。
蕎麦屋ならではの技とつゆの旨みを活かし、酒が自然と進む、滋味深い一皿に仕立てます。
そこに、その日の酒に合わせた本日の一品を添え、蕎麦へと続く流れを整えます。
決して主張しすぎず、しかし確かな仕事を感じていただける味わいです。
一杯、二杯と酒を重ね、やがて迎える「ゆでたて」の蕎麦。この静かな助走があるからこそ、蕎麦の香りと喉越しが、より深く心に残ります。
蕎麦を中心に据えた店だからこそ生まれる、控えめで、奥行きのある蕎麦前の美味しさ。
ぜひ、ゆっくりとご堪能ください。
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